更年期に入ったら、無理に頑張らないこと。
自分を甘やかしてあげること。
更年期は自分に対して優しくできる、優しくしていい時間だと思うようにしました。
更年期障害は怖くないんです。
40代後半。
更年期の入り口に立って、漠然と不安になりました。
だって、生理がなくなってしまえば、女性じゃなくなるような気がしませんか。そこが悲しい。
女性じゃなければ、なんなんだ?って話ですが。
もちろん男性ではなくて、ここは「おばさん」が正解なのかも。
更年期の症状は、十人十色とよく聞きます。
当人の性格がだいぶ影響するのだそうです。
現在55歳の私は、更年期のベテランの域に入っています。
ですので、不定愁訴(更年期に起こる様々な症状)の対処の仕方も自分流に色々あります。
今考えると、体の不調感じるようになったプレ更年期といわれる40代なかばから後半にかけてのゆらぎが、一番しんどい時期だったかもしれません。

更年期の不安解消|血液のホルモン量を検査
40代のころ、私は介護士の仕事をしていました。
夜勤も週1回~2回ほどあり、体力的にもキツイ時期です。
夜勤に入っていたため、会社の健康診断が年に2回ありました。
担当の内科の先生が女性でしたので、話しやすく、自分の体の変化を聞いて頂く機会がありました。
‣ このごろ、疲れる。
‣ 生理が月に2回もくる。(間隔が短くなった)
‣ ときどき、目が回ることがある。(特に仕事をしてると不安)
‣ 急に、心臓がドキドキして、息苦しくなることがある。
‣ やる気が出ない。
‣ イライラする。
夜勤をすることで、体に負担がかかっているのはわかっていましたが、それにしても以前には感じなかったことが出てきていました。
不安でした。
特に目まいは怖い。
それを聞いた若い女先生は、「ホルモンの量を検査してみようか?」と。
まるで、「ごはん食べにいこうよ。」てな感じです。
私は、迷わず調べてもらうことにしました。
もちろん、会社の健康診断とは別料金で。
先生いわく、私たちの年代は、不調があると更年期のせいにしがちです。
しかし、何らかの病気が原因になっていることもある…。
だから、健康診断と一緒にやるのがいいね、とのことでした。
それもそうですよね。不調を更年期のせいにして、取り返しのつかないことになったら怖い。
自分の体を守れるのは自分だけ。

女性ホルモンは更年期になると減っていく
この2種類のホルモンの名前は、女性なら何度か耳にしたことがありますよね。特に「エストロゲン」ね。
更年期が近くなると、脳下垂体から分泌される
卵胞刺激ホルモンは上昇して、卵巣からのエスロトロゲンが減少
なので、この2種類のホルモンの数値を調べることで、
卵巣機能の低下具合がわかるのです。
,
は個人差が大きいのだと先生は説明してくださいました。
そして、更年期の不調は、ホルモンの量よりも、
分泌量が急激に変化することが影響するのだそうです。
だから、私も更年期が始まったころの不調が、一番しんどいと感じられたのですね。
ホルモン検査の結果、数値的には「まだ大丈夫」な範囲

10年ほど前の検査ですので、詳しい数値は忘れましたが、先生に、「まだ、大丈夫じゃないの~」と言われました。
それを聞いて、ああ、まだ、大丈夫なんだ!更年期じゃないんだ!嬉しい!
バンザ~イ!
でも、先生の言う、まだ部分が気にはなりますよね。よくお話しを聞くと、
本格的な更年期ではないようだけれど、まさにプレ更年期に差し掛かるところね。みたいな説明がありました。
でも、その時はまだ、本格的な更年期ではなかったのです。
あ~良かった。と正直思いました。
一緒に検査した血液検査も問題なかったので、あの時、とっても気持ちが楽になったのを覚えています。
更年期には頑張らないコトが大事
先生は、結果として、夜勤明けはしっかり体を休めること。
そして、更年期の体の変化は自然なもとと受け入れること。
そう言われました。
確かに、夜勤明けは、明るいと眠れないので、昼前に軽いアルコールを頂いて寝ていた私。
トイレに目が覚めると、体がいうこときかないくらい重く、不快な疲れが出たものです。
夜に働くことって体には、良くないのですね。身をもって体感。
そして、時間がもったいないので、一眠りした後、家の中のことをしたり外に遊びに行ったりしていました。
でも、それからは、とにかく夜勤明の日は無理しないことにしました。
幸い、主人も無理をしないようにと言ってくれたので、お夕飯もお惣菜を買った手抜き料理。
これが楽ちん。
家族の理解と協力はありがたいですよね。
そして、更年期を受け入れることが、そのころの私には必要だったみたいです。
「更年期なんて、怖い、嫌だ、不快だ、なりたくない、私は断固拒否します!」と、否定ばかりしていると、
ますます不快な症状にとらわれるし、気になるし、気分がふさぐし。そう気がついたんです。
更年期に体調に不安になったら、まずは誰かに相談すること。不安の解消が大切です。
プレ更年期世代の方にお伝えしたいのは、不安を解消することが大切です。
今まで感じたことのないメンタルな部分や、
体の変調をもてあましてツライと感じるときは、やはり一度、婦人科で相談するのが良いと思います。
更年期障害は個人によって、本当に症状の出方が違います。
他人と比べるのではなく、自分と向き合って自分の症状を軽くすることが一番です。
そして、自分にやさしくしてあげること。
私は10年前のあの時から、自分を甘やかし続けて、55歳の今もそうしています(笑)
自分の変化を誰でも平等なものとして、受け入れていきたいと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございます。 まる