緑内障の目薬 ミケルナは色素沈着の原因になるから要注意!
私は3年前に緑内障とわかり、目薬と飲み薬をもらってます。

副作用はありませんから安心。
治療として、1日1回の夜の目薬と、
抹消神経の働きを助けるビタミン12を朝、昼、晩飲む。
目薬はミケルナ。
これは緑内障の原因になる眼圧の高さを下げてくれる目薬。
あとは、週に2回以上は、
めぐりを良くするために7分間、首筋に電気を当てる治療もやってます。
ミケルナという目薬は、夜、おフロに入る前にさします。
このミケルナがひとくせあるんですね~。
このミケルナの注意書きに、
*目からあふれた薬液はすぐふき取ってください。
*点眼後に目がかすむ場合は、回復するまで機械類の操作や運転をひかえること。
*気管支喘息、心不全、徐脈の方は通常は使用できません。
などど、けっこう迫力のある注意書きがあります。
たかが目薬なのにね!と思うよね。
私が一番気になったのは、目からあふれたらすぐふき取ること。
まあ、大体どの目薬をさしても、あふれたらすぐふき取りますよね。
でも、ミケルナにはなんと、肌に色素沈着を起こす成分が入っているのです。
だから、目からあふれたら、すぐふき取らなきゃダメなのね。
ふき取っても肌に残るよね。
使い続けるうち、パンダ目になるかも!?
緑内障と言われたショックよりも、目薬の副作用を聞いたときのほうが私はショックでした。
それじゃなくても、年々お肌がくすんできているのに。
先生に他に目薬はないものでしょうかとお聞きしました。
しかし、
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」
と、静かにたしなめられました。
ですから、緑内障が発覚してからは、まずは、おフロにお湯を入れ、お湯がたまったあたりで目薬をさす。
それからお風呂場にダッシュ。
そして、ぬるま湯で、すぐに顔を洗う。
もうこのルーティーンが3年以上続いてます。
そしてそれは一生続きます。
緑内障とは?
緑内障という目の病気は、かかってしまうと治らない目の病気。
日本人の40歳以上の20人に1人がかかるそう。
失明原因の上位に上がる目の病気。
なんらかの原因で視神経が障害を受けるために、だんだん見える範囲が欠けてくるのです。
中高年におこる代表的な病気の一つだそうですが、若い方はならないってことじゃないそうです。
症状は少しづつ進みます。
自覚症状はほとんどないため発見が遅くなってしまうこともあって、
その原因は、両目が同じように進行しないので気がつかないからなのだそうです。

黒い部分が視野の欠けた部分。
怖いよね(´;ω;`)ウッ…
目の不調が緑内障の発見につながりました
3年前の夜のこと。
パソコンで作業していたら、突然右目にポツンとした点が出現。
初めてのことでしたので、あわてました。
疲れ目?
まずそう思いますよね。
目をゴシゴシしても変化なしだし。
とりあえず、パソコンを閉じて疲れ目の目薬をさしました。
症状は目薬をしても変わらず、入浴しても変わらずで、だんだんに右目が不快と不安に。
朝になっても治っていなかったので、眼科に行きました。
眼科は何年かぶりです。
以前、ドライアイで見てもらったのは10年も前のこと。
診断の結果、右目に現れた点は、血管の虚血が原因でした。
要は細い血管が破れたということらしい。
原因がわかって、一瞬ホッとします。
すると、
すぐに先生が
「ん?まてよ……」と。
え、何?何よ?
先生、無言で私の両目をしっかり見てくる。
あっちこっち、光をあてて、虫メガネみたいなレンズでせまっくるし!
そして、先生は、
「あなたの目は緑内障だね」と、残念そうに言ったのです。
聞いたことはあるけど、緑内障ってどんな病気だっけ?
すぐに心はざわつきます。
優しいそうな看護師さんに連れられて、まずは初めての視野検査。
検査するのは薄暗い部屋。
そしてやっぱり気持ちも暗かった。
ドキドキドキ。
今まで当たり前に見えていた景色は、ほんとは違ったのだろうか?
視野が狭くなる病気って先生言ってたけど、だんだんに失明するってこと?
右目だけ?左目も?両方?
次々に現れるオレンジ色の点が見えたらスイッチを押す、という簡単な検査でしたけど、
ただそれだけなの検査なのに、とても緊張。それに、怖い。コワイ。こわい。
大きく目を見開いて検査したけど、そんな努力むなしく、検査の結果、両目とも緑内障だと診断されちゃいます。
以外にも、虚血していた右目ではなく、左目のほうが緑内障が進行しているのがわかりました。
ガーン…。
だよね。
突然でしたから。

緑内障は眼圧を下げることがとにかく大事です。
いつも混んでいる病院ですが、先生は丁寧に時間をかけて緑内障について説明してくださいました。
ゆっくりではありますが、進行する病気ですから今見つかって本当に良かった、と。
いきなり、だんだんと視野が欠ける病気だと宣言された患者さんに、不安を与えないように配慮してくださっていることが伝わってきました。
緑内障による視神経の障害は、目の硬さである眼圧が上昇してしまうことで起こるので、まず眼圧を下げること。
このために毎日の目薬が大切になるのです。
とにかく、忘れずに目薬をさす。
これが大事。
緑内障にかかったら、一生のおつきあい。
緑内障と初めてわかったときは、いつか失明してしまう!?と、急激な不安を感じて落ち込みました。
でも、急にそんなことにはなりません。
良くなりはしませんけど、定期的に眼科に通って診察をしてもらい、視野の現状を知っておく。
そして、とにかく目薬をきちんとさす。
このことをきちんとしていれば、緑内障の進行を遅くできます。
そうしていれば、ほとんどの方が失明したりせずに、一生自分の目で見ることが出来ると先生は言います。
だから、早期発見が大切なのです。
40歳以上の方、人間ドックでもわかるので積極的に検査する方がいいと思います。

緑内障や、他の目の病気でも、正しく目薬をさそう。
目薬をしっかりとしないと効果が半減していまうので、正しい目薬のさし方をおさらい。
1.まずは手を洗う。
コロナも目から侵入しますからね。まずは清潔な手で。
2.下まぶたを軽く下にひき、1滴を確実に点眼。
数滴、と指示がない限り、ホントに1滴でいいのだそうです。
容器の先が目やその周辺に触らないように注意。
3.点眼後はマバタキ禁止。
せっかくの目薬が飛び散ってしまいます。
4.そのまま1分~5分まぶたを閉じるか、目頭を指先で軽く押さえる。
注意事項としては、目薬の共有はアウト。
開けたキャップをあちこちに置かない。(菌がつかないように。)
私は目頭を押さえるとき、退屈なので
「ツイてる」とか「幸せ」などの言葉を100回言ったりしてます。
緑内障は治らないじゃなくて、症状を進ませないことが大事
緑内障は治らない病気ではありますが、正しく目薬を使用することで、進行を遅らせることはできるんです。
診断されたときは、治らないと落ち込みましたけど、
症状が進まないように生活していくことが大事だと今は思います。
3年たって、やっとそんなふうに思えるようになりました。
人によって、弱いところはみんなあるし、自分だけじゃないですもんね。
そう思うと、自分を大事にしようなんてことも思えてくるもんです。
緑内障と診断されたら、とにかく現状をよく知って、それ以上症状が進まないように、目薬をさす。
定期的に眼科へ行くこと!
正しく目薬をさすこと!
この二つがとっても大切です。
目薬は毎日忘れずに!
頑張ろうね!

最後まで読んでくださってありがとうございました。
まる