東日本大震災から明日で10年になります
ブログへのご訪問ありがとうございます。
10年前の東日本大震災。
あの日、私は他県に住んでいたので、現在の住居である岩手の様子はテレビで見ていました。
家族は内陸に住んでいて、津波の心配はなかったものの、揺れの大きさから実家が倒壊したのではないかと気が気でなかったのを覚えています。
電話はどこにも、なんにも通じなかったのですからね。
テレビも数日は震災一色でした。
9日現在で、行方不明の方がまだ2526人おられると警視庁から発表がありました。
岩手県に限れば、48体の遺体の身元が今もわかっていないとのことです。
10年の間、家族の帰りを待っている方々がいまだにおられる。
心をどこに向けたらいいのかわからないから、吹く風に、流れる雲に、帰り道を探している魂を救って下さるようにと祈りを乗せました。
毎日が奇跡

先日、福島沖で大きな地震がありましたね。
ちょうど出張で福島にいた家人が、大きな地震に気がつかず寝ていたなんて、何事もなかったから笑い話ですが。
大切な家族には、ちゃんと家に帰ってきて欲しいと思います。
みんな、思いは同じはず。
何が理由であれ、当たり前だと思っていた生活に、突然シャッターを下ろされたら私はどうするだろう。
考えるとゾッとするのでやめます。
…今日は給料日だから、オカズを奮発しようなんて思ったり。
…もう雪、降らないかな。タイヤ交換しようかな、と考えたり。
…友人からの楽しいラインに返信したり。
…一緒に暮らすネコや犬の体をなでてキスをしたり。
…新しいシャツをネットで物色したり。
…ツイッターのフォローをしたり。
…経費を電卓でたたくことも。
…聞きたくない悪口を聞くことさえも。
当たり前だと思って過ごす時間が、本当は奇跡。
当たり前なんてないことに気づく。
命があることが奇跡。
だから、毎日が奇跡なんです。
そう気が付いただけで、見える現実が違ってくると思うのです。
自分にしか見えない奇跡に感謝。
明日の14時46分、この思いを込めて黙とうをしたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
まる