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禁煙したいあなたへ 禁煙できるといいことずくめ

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なつかしいタバコの匂い

ブログへのご訪問ありがとうございます。

私のよく行くスーパーは、100均や衣料品やホームセンターもあるし食べ物屋さんも並んでます。
駐車場も広いよくある小タウン。
歩いてもすぐなので、毎日のように便利さの恩恵を受けています。

今日も行ってきました。
午前中。
お天気がよく、風もなく、ほんとうにいい気持ち。
子供たちの姿が見えるのは、春休みだから。
日曜のようににぎやかでした。

その帰り。
小タウンには二つのお店ごとに、店頭の前に灰皿が設置してあります。
その側には丁寧にベンチも置かれていたりして。

駅構内も全面禁煙になったこの頃ですが、あの灰皿とベンチはきっとタウンに勤める従業員さんの方々用に置かれているのかもしれません。

スーパーの帰り、最初の灰皿設置場所では一人の女性が一服していました。

タバコのかすかな匂いが風の乗って私の鼻先をかすめます。

「ん~。なつかしい匂い。」
なつかしいけど、臭い (-.-)
あんなに好きだったタバコの匂いは、今では臭い匂いの仲間の一つになったのね。

そして、二番目の灰皿もちょうど女性が使っていました。
彼女はこちらに背中を向けて、お店のガラス窓に写る自分を見るようにして吸っています。
ちょっとお疲れ気味な背中で、白い煙をゆらゆらとくゆらしてました。

「大変だなぁ。」
ふと、そう思いました。
昔みたいに、どこでも吸える環境じゃなくなってしまったので、タバコを吸うのにまずは場所を確保しなければいけないのですから。

それって手間がかかるだろな~。
寒い時期ならなおさらです。
タバコ一本のために場所を確保すること。
休憩時間ならなおさら急いで吸わなきゃならない。
その労力。

私もよく吸ったよなあ…。
20代の頃、私はタバコを毎日一箱は吸っていました。
お酒を飲むとさらに本数は増え、ヘビースモーカーに。

当時、何をすっていたか思い出そうとして、なかなか出てこなかったのですが、確か赤のKENTを吸っていました。
あの頃のタバコの値段は200円代だったはずですが、いくらだったかな。
220円だったかな。

禁煙したわけ。30代の初めに禁煙

30歳になったころ一念発起で禁煙をしました。
それにはわけがあります。

ある日、とっても寒い日でしたが、目の不調を覚えて眼科に行きました。
突然、片方の目にモヤがかかってしまったようになって、物が見えづらくなってしまったのです。

私は現在、緑内障がありますが、その当時はまだそんな症状はありませんでした。
私の緑内障についてはこちらから
診察してくださった先生曰く、寒さで目の中の毛細血管が細くなって血流が悪くなり、出血もしているとのこと。
症状は目薬で解決できましたが、

タバコはよくないですよ。」
と言われます。
そりゃそうです。
タバコを吸うと血管は収縮して、血圧も上がることは常識ですものね。
生理痛が激しいのももしかしたらタバコを吸ってるせいかもってわかっていましたし。

それで、その先生のお言葉に一気に不安になった。

それに、30代のあたりの女性ってちょうど厄年。
体の変わり目ですしね。
体の不調をほっておくと精神的にも良くない。

それで思い切って禁煙を決意!!。

タバコは止められない?いえ、やめられます。

止めようって決めてしまうと、思ったより気持ちは揺らぎませんでした。

それまでは禁煙しようなんて思っても形ばかりで、数時間もできずに「エへへ」と笑ってごまかしておしまいというような、ままごと禁煙の繰り返し。
一度も成功したためしがない。

でも、眼科に行ってから止めようと決めた決意は自分が思うより重かったんです。

潜在的には本当に止めたいと思っていたせいかもしれません。
健康には変えられないって気が付いたんですね。

タバコを吸っている人はよく、タバコは止められない。止めるのは難しいって言います。
(私も吸っていたころそう確信していましたから)
でも実はそうではなく、体の中のニコチンがさらに友達のニコチンを呼ぶ作業が喫煙なんです。

ですから、当人が止められないわけじゃないんですね。

吸ってるのは本人ですから、おかしな言い方だと思われるかもしれません。

本当は止めたいのにどうしてやめられないのか。
つい、自分を責めてしまい、落ち込んでしまいますがそうではないんです。

タバコは自分が吸いたいわけじゃないんだ、体のニコチンのせいなんだと気が付くと禁煙にぐっと近づける気がします。
吸ってるのはもちろん本人なんですが、本当は心では止めたいと思っているのに、やめられないっていうのはそういうことなんですね。

要はニコチン依存症

ですから、タバコを単に吸わないようになるのが禁煙ではなく、体の中のニコチンをす除去する作業が禁煙なのですね。
当たり前のことなんですが、ここが腑に落ちないと実行できない気がします。
除去すると、体は生まれて来た時と同じようにニコチン0%。

ニコチンが体内にない状態に戻ると禁煙成功です。

ですから、本数を減らすとか一本だけ、なんていうのは禁煙の意味がないと思います。

私はガムとお水で、タバコを止めました

私がタバコを止めようと決めた時ですが、持っていた何本かを最後の一本まで吸いました。
今でも覚えていますが、最後の一本を家の台所の換気扇の下で吸いました。
(ワンコとくらしてましたから、副流煙を室内に広げないため換気扇の下で吸っていました。)
吸い終わった時に、

「これでもうおしまい!」

そう宣言して禁煙を開始。

その瞬間から、煙の代わりに口にしたのはガムです。
とにかくガムを噛んでいました。もちろん、仕事中はしませんが、今までタバコを吸うシーンにはガム。とにかくガム。

そしてお水を飲むこと。
これも口の中の気分転換ができて、禁煙にはいい方法だと思います。
お水なら飲もうと思えばいつでも飲めるので。

朝起きてガム。
コーヒーショップでもガム。
友達とのランチでも食べ終わったら静かにガム。
テレビを見ながらガム。
そして時々水をゴックン。


喫煙者が禁煙を初めて一番つらいのは食後ですね。
なぜか、食後の一服って美味しいんですよねぇ。
あれってどうして?でしょうね。

だから食後にはすぐに歯磨き
ちょっと強めミントの歯磨き粉でシャカシャカ。
お口の中を気分転換して、またガムをかみました。

この方法でとにかくタバコから逃げる。
遠く遠くへ逃げるのです。

禁煙して起こる離脱症状だってなんとかなる

禁煙し始めると離脱症状(禁煙症状)が起こります。
私ももちろんありました。

吸えないことへのイライラ。
ガマンすることの辛さ。

今までと同じように友達は吸っています。
口や鼻から出る、白い霞を体にまとって、美味しそうに食後の一服している。
それを見ると、私はもう止めたのだって思っても、吸ってる人の方が正しいような気がしちゃう

あの中に戻りたい!
一本ちょうだいって言って、やっぱり禁煙やめた!って笑おう!

何度そう思ったことか。

昼休み、タバコ組からそっと離れたところでガムをかんでモンモンと葛藤した記憶がよみがえります。

「別にいいじゃん。タバコくらい。」

「今までずっと吸って来たんだし、それでも元気でこれたじゃん。
吸っちゃえ、吸っちゃえ。」

ニコチンの誘惑は手ごわいですが、それでもタバコを吸わないことの方に喜びを感じることで対抗しながら、なんとか頑張りました。

なんというか、ガマンすることがだんだんと快感になっていったのですね。
自分にとっていいことをしてる気分の良さのほうが、ニコチンの誘惑に勝って行ったんです。


禁煙一週間くらいしたときでしょうかね。
夜寝ているとき、とっても不思議な感覚を感じたのを今でも覚えています。
私はあの時の体験を「幽体離脱」って言ってます ((+_+))。

それまでの何年か、寝る間際までタバコを吸うのが当たり前でしたから、やはり最初の頃はなんとなく落ち着かない。
寝る時にさすがにガムはかめませんから。

なぜか数日、不安な気持ちになってしまい、抱き枕をしながら寝ていました。
大切なものをどこかに置き忘れているような、そんな不安。

ある夜、不思議な感覚を体験したんです。

スーッと体から魂が抜けるような感覚です。
天井から自分を見ている感覚とでも言いましょうか。
カナシバリとも違うんですがね。

あれって、ニコチンが体の中か出て行った時だったのかなあ、と今でも思い出すことがあります。
多分、科学的にそんなことはないのかもしれませんが気分的にはそんな感じでした。

目まいのような、透明な自分の分身が離れていくような、不思議体験でした。
55年生きてきて、ただ1回だけの体験です。

タバコを止めたら良いことずくめ

1週間止めることができたら、だんだん面白くなっていきますよ。
あんなに自分を縛り付けていたタバコから解放されると、自由さを感じます。

タバコを持ってるかどうか気にしなくていいし、出がけに火の元も気にしなくていい。
お金だってだいぶ節約できるし、洋服の匂い、口のニオイを気にしなくてもいい。
タバコをやめて知りましたが、吸ってる人ってかなり独特の匂いがありますよね。

そして、何より健康になれます。
タバコは「百害あって一利なし」とよく言われますが、本当にその通りだと思います。

そんなことないわ、タバコを吸えばリラックスできるよ、なんて私も言っていましたがそんなバカなことはないんです。
吸わなくてもリラックスできるんです。
それはただのタバコの習慣化ですね。

もし、禁煙してみようかななんて、思っている方がいたら、ぜひ私のやった簡単な方法を使ってみてください。

ガムとお水
止めて行く自分に快感を感じながら、楽しんで止めて行く。
あとは最初に、止めるって決めること。


自分のたった一つしかない体のためです。

タバコの害についてはさまざまなところで書かれています。
あえてそちらには触れませんが、止めることでいいことはたくさんありますね。

若い時、タバコを止めると太るなんて言う人がいましたが、私の場合そんなことはありませんでした。
太るのは基本、食べすぎだからです。

タバコって、夜のバーカウンターでお酒を飲む時に、アクセサリーとしてちょっと持ってみる、くらいでいいのではないでしょうか。

もちろん、肺まで吸い込まずに。
でも、それももう時代遅れかもしれませんね。

買い物帰りに見かけた女性が、隠れるようにしてタバコを吸っていた姿を見て、過去の自分を思い出しました。

止めたいなって、ちょっとでも思っている方がいたら、お金のかからないこの方法を試してみてください。
ちょこっと頑張れば、あなたにもできるはず。
ヘビースモーカーの私ができたんですから。

タバコは吸わない方がかっこいい。


最後まで読んでくださってありがとうございます。
     まる

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